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【2010ACL GS第6節 浦項戦】 サンフレTV観戦記 [サッカー]

既にグループステージ敗退が決まっていた最終戦。

多くの人にとってはただの消化試合と思われていたことでしょうが、チーム・選手・サポーターにとっては広島の意地を見せたかったこの試合、若熊たちが躍動しいつもとはまた違った興奮を我々に与えてくれました。


新潟戦終了後の監督コメントからリザーブメンバーの起用は予想されていましたが、その言葉通り大きく入れ替えてきました。

メンバーは以下の通り。

GK:中林
DF:槙野、ナカジ、横竹
DMF:岡本、丸谷
LMF:清水
RMF:石川
OMF:大崎、クワシン
FW:チュンソン

試合に出場できる選手が16名と厳しい台所事情だけに、槙野とナカジはお休み出来ないのが可哀想なところですが、キャプテン槙野と共にチームを引っ張っていきたいところ。
まあ槙野も十分若いですけど。

試合は序盤から広島が躍動。
開始1分も経たないところででチュンソンのアシストから大崎が先制。
大崎のシュートはゴール枠外から巻いて絶妙のコースに決まる。

昨年、ユース所属時代から監督に高く評価され数試合に出場してきた選手ですが、正式にトップ昇格した今年のキャンプでは怪我などにより出遅れ。
しかしここ最近は出場機会も与えられるようになりその存在感を増しています。
ドリブルで仕掛ける力がありながらもそれに固執せずパスも出せる、非常に期待したい選手の一人ですね。

その直後、簡単に同点に追いつかれるも30分、清水のCKを槙野がおとりになりフリーとなったチュンソンが冷静にヘディングで沈め再度勝ち越し。
先日の移籍後初得点から非常に点に絡む事が多く、スタメン起用も近いかもしれません。
後半に放ったミドルもポストに嫌われたものの強烈だった。

さらに前半終了間際、これまた怪我による長期離脱から復帰したばかりのクワシンが左足でゴール隅に冷静に蹴り込んで3-1。
確か2008年の事だったと思いますが、その時も大きなケガから復帰した試合をBAに観に行って、目の前でゴールを決めてくれたのを覚えています。
なかなかゴールを奪えない時期もありましたが、本来得点能力は高い選手だと思うのでこれからの活躍に期待。

前半終了間際、完全に抜け出された相手選手を中林が倒してしまいPKを献上。
しかしこれを見事に止める。
結果的には3失点しましたが、中林は試合を通じ悪くなかったと思います。
PK阻止はもちろん、キックの精度も上がっていましたね。
周作の加入により出場機会がありませんでしたが、日々進化している模様。

前半から飛ばしに飛ばした若者たちもさすがに後半に入って疲れが見えてくる。
浦項が攻勢に出る中、立ち上がりにゴール前の混戦からサイドへこぼれたボールを放り込まれる。
ボールの先に居た相手選手には全くマークが付いておらず、中林はノーチャンスで失点。

さらに後半20分、FKからスーパーなミドルシュートを放たれ3-3の同点に。
やはりACLはどの試合も簡単には勝たせてくれない。

それにしても、このFKを除いた2つの失点シーンはあまりにもあっさりと、安い失点を与えてしまった印象で、大きな反省点ではあります。

その後、ミシャは寿人・山岸・一誠の3人を一気に投入し勝利を目指す。

そして後半33分、点をとるためにゴール前まで攻め上がったナカジがPA内で相手選手に引っ掛けられてPKゲット。
ここで、槙野・寿人コンビがJ開幕戦に引き続きやらかしますw

寿人がチョンと前に蹴り出したと思いきやそこに走り込んでシュートを放つ槙野。
これが決まって4-3と勝ち越し。
・・・いや、本人たちが楽しんでるからいいんですけどね。
失敗した時のことを考えると気が気じゃないんですよ、ホントにw
ちなみに槙野はまだまだ色んなパターンを考えているようで、そのうちまた新しいPKで私たちも肝を冷やすことになるでしょう。
ゴール後、ミシャの苦笑いが印象的でした。

これまで、ACLではこういう展開から終了間際に何度も苦渋を味わってきましたが、その後は浦項の猛攻を凌いでそのまま試合終了。
3連敗のあとに3連勝。
この大会中にも成長した証ではないでしょうか。
しかもこの若手たちでこの試合内容。

出場機会を得つつある大崎・清水・クワシン・石川、そしてボランチでコンビを組んだ岡本と丸谷。
岡本はトップ昇格して2年目になりますが、能力は高いはず。
年代別の代表でも活躍しており、早くその才能が開花することを願います。
また丸谷は本来FW登録の選手ですが、ボランチの経験も積んでいたんですね。
昨年、埼玉スタジアムで途中出場したものの全くゲームに入れず交代させられた苦い経験もありますが、新たなポジションで上を目指して欲しいところ。

エクスプレス石川はブレイクしかけていますが、この日はいつもに比べるとミスも多くちょっと不満が残ります。
当然、試合に出ているからこそ評価も厳しくなる訳ですが。

また、このメンバーにおいてはやはり横竹の安定感が際立ちました。
本当にボールを持った時の落ち着きようが以前とは段違いで、改めて成長を感じる試合でした。

若手選手が多く出場するというだけでも楽しみだったこの試合でしたが、さらには結果もついてきて内容も前半はとても素晴らしいサッカーを魅せてくれたということで、純粋に楽しかった。
改めてベストメンバー規定を設ける意味は無いと断言したい。
控え選手が多く起用される事で不満に思うサポーターは少ないと思うけどなぁ。

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